TOEICは意味ない?社会人にとっては無駄ではない!その理由を解説します
英語の資格といえばTOEICを思い出す人も多いはず。
そんなメジャーなTOEICですが、巷では「TOEICで高得点とっても意味ない!」「受けるだけ無駄」のようなTOEIC否定派もいるようです。
30代会社員の私はTOEIC 900点を取ったのですが、TOEICを学習したメリットは結構ありました
- ビジネス英語の基礎を学べて仕事に役立った
- 英語学習のモチベーションになった
- TOEIC高得点者だけがうけれる社内研修をうけることができ昇進が早まった
他にもTOEIC高得点だと転職に有利に働くこともあります。
では、TOEICはなぜ意味ないと言われるのか?
この記事ではTOEICが意味がないと言われる5つの理由の背景を解説し、それを考慮しても社会人にはTOEICを学ぶメリットがたくさんあることを紹介していきます。
TOEIC勉強しても意味ないの?と不安を抱えている方はぜひ最後まで読んでください。
迷いなくTOEICを勉強できるようになります!
TOEICが意味がないと言われる5つの理由を解説
TOEIC否定派の言い分は以下のようなものです
- TOEICで良い点とっても英語を話せるようにならない
- TOEICで学んだ英語は実践で使わない
- テクニックの有無でスコアが大きく変わるから
- 英語圏では重視されない
- カジュアルな英語が学べない
この言い分は本当に正しいのでしょうか?
このように言われている理由を解説していきます
①TOEICで良い点とっても英語を話せるようにならない
TOEIC否定派の言い分
TOEICは、リーディングとリスニングのテストで構成されています。これらのテストでは、文法や語彙の知識、読解力やリスニング力が問われます。しかし、実際に英語を話せるようになるためには、これらの知識や能力に加えて、スピーキングスキルが必要になります。
TOEICでは、スピーキングスキルは直接評価されません。そのため、TOEICで高得点を取っても、実際に英語を話せるようになるとは限らないのです。実際の会話では、リアルタイムでの反応が求められますが、TOEICではそのようなスキルは試されません。
解説
TOEIC L&Rはリーディングとリスニングのテストなので、TOEICで高得点を取っても、実際に英語を話せるようになるとは限らないというのはその通りです。しかし英語でのコミュニケーションは相手の言っていることを理解してこちらも話す必要があります。
つまりリスニングやリーディングができないと、英語でのコミュニケーションは取れないのです。
私の周りでビジネス英語がある程度できる人は勉強せずともTOEICの点数は800点は余裕で超すイメージです。
TOEIC高得点でも英語が話せるわけではありませんが、英語が話せる人はTOEIC高得点がとれます。
TOEICで良い点を取れるというのはビジネス英会話の基礎ができているということです。
②TOEICで学んだ英語は実践で使わない
TOEIC否定派の言い分
TOEICのテスト内容は、ビジネスシーンでの会話や文書が多く含まれていますが、日常会話やカジュアルなコミュニケーションにおいては必ずしも役立つわけではありません。日常生活や異文化交流では、もっと幅広い語彙や表現が必要とされます。
例えば、友人とのカジュアルな会話や、旅行中の地元の人とのやり取りには、TOEICの勉強だけではカバーしきれない部分が多く存在します。したがって、実際の生活の中で使える英語能力を身につけるためには、TOEICの勉強に加えて、日常的な英語に触れる機会を持つことが大切です。
TOEICのテスト問題は、ビジネスシーンを想定したものが中心です。しかし、実際のビジネスシーンでは、TOEICで学んだようなフォーマルな英語よりも、カジュアルな英語の方がよく使われます。
解説
TOEICはビジネスシーンを想定した問題も多いので、実践と似たようなシチュエーションも練習できます!
もちろんTOEICの勉強だけでビジネス英語すべてをカバーできるわけではないですが、メジャーな英語資格試験のなかでは一番ビジネス英語の練習になると断言できます。
③テクニックの有無でスコアが大きく変わるから
TOEIC否定派の言い分
TOEICはテストテイキングスキルがスコアに大きく影響することがあります。テストに特化したテクニックや戦略を知っているかどうかで、スコアが大きく変わることがあるのです。これは、実際の英語能力とは異なる部分で、テストの点数が高いからといって、実際の英語使用能力が高いとは限らないということです。
例えば、時間管理や問題の解き方などのテクニックをマスターすることで、実際の英語能力以上のスコアを取ることも可能です。このようにTOEICのスコアは、テクニックの有無で大きく変わることがあるため、実力を正確に測ることができないという批判があります。
解説
TOEICには時間配分管理やリスニング問題の先読みなど点数を上げるテクニックが存在します。
ただそのテクニックを使っても劇的に点数が上がるわけではありません。上がってもせいぜい数十点でしょう。
結局はTOEICは英語力が大きく反映されるのは間違いありません。
残念ながらテクニックだけではTOEIC高得点は取れません…
④英語圏では重視されない
TOEIC否定派の言い分
TOEICは、アジアなどで人気が高いものの英語圏ではあまり重視されていない試験です。英語圏の企業では、IELTSやTOEFLなどの試験の方が評価される傾向があります。
欧米の英語圏では、TOEICよりむしろIELTSやTOEFLのスコアを重視する傾向にあります。特に大学入学ではIELTSやTOEFLが主流となっています。
解説
TOEICはアメリカなどの英語圏では重視されていないというのは間違いありません。
ただ日本ではTOEICの点数はかなり重視されます。そして日本人が働くのは日本がメインです。日本にある外資系企業でも、日系企業の海外支店でもそうですが、書類選考などでTOEICの点数は英語力の指標として機能します。
⑤カジュアルな英語が学べない
TOEIC否定派の言い分
TOEICはビジネス英語に重点を置いていますが、日常生活で使うカジュアルな英語や、スラング、イディオムなどはカバーしていません。
友人や家族との会話、SNS上でのやり取り、映画や音楽鑑賞などの状況において適切に理解し、コミュニケーションをとるためには、TOEICの勉強だけでは不十分でより幅広い英語の知識と理解が求められます。
解説
TOEICはビジネス寄りの試験なので、カジュアルな英語はあまり出てきません。これはTOEICのデメリットというよりは、試験の特性の問題なので批判されるようなことではないでしょう。
もしカジュアルな英語を学びたければ、オンライン英会話で日常生活のロールプレイをするなど違う選択肢を選びましょう。
結論: 意味のある人には意味があるし、意味のない人には意味がない!
結局のところ、仕事で英語を使わない人にはTOEICのメリットはあまりありません。
例えば海外旅行で英語でコュニケーションをとりたい人や海外ドラマを字幕なしで見たい人にとってはTOEIC学習は意味がないと言えます
もちろんTOEICを勉強すれば英語力がつくので無駄とは言いませんが、目標を達成するためにTOEICより効率的な学習法があります。
社会人にとってTOEIC学習は意味があるので、がんばって勉強しましょう
社会人ににはTOEICを勉強することはメリットがたくさんあります
TOEICを勉強するメリット
- キャリアアップ(昇進・昇給)に直結する
- 転職で有利になる
- 自分の英語力を客観的に把握できる
- ビジネス英語の基礎が学べる
- 目標が明確になるから英語学習のモチベーションが維持できる
もし社会人で英語を勉強したいなと思ったらまずTOEICを勉強するので間違いないです
実際、多くの企業ではTOEICのスコアを英語能力の一つの指標として採用しています。
ビジネスの現場では、TOEICで測定されるようなリーディングやリスニングの能力が求められる場面も多いため、スコアを上げることはキャリアアップにもつながります。そのため、社会人として英語を使用する機会があるなら、TOEIC学習は有意義な投資と言えます。
まとめ:TOEICは意味ない?社会人には無駄ではない!その理由を解説します
- TOEICで良い点とっても英語を話せるようにならない
- TOEICで学んだ英語は実践で使わない
- テクニックの有無でスコアが大きく変わるから
- 英語圏では重視されない
- カジュアルな英語が学べない
TOEICが意味がないと言われる5つの理由を解説してきました。
この言い分はおおむね正しいのですが、だからといってTOEICの有用性・メリットが否定されるものではありません。
TOEICは社会人の英語学習者にとってとても有用な試験なので、ぜひ高得点を目指して勉強しましょう。