独学で、英語会議を乗り切る実力を。
英語にアレルギーがあった私でもできた―英語会議を乗り切る独学戦略
独学でOK

英語嫌いだった私でも、1年で英語会議を乗り切れた理由

日系グローバル製薬企業で研究職を務めるイチローと申します。
――実は、 “英語会議” という言葉を聞くだけで胃がキリキリしていた時期がありました。

社会人5年目のころ、海外ベンチャーとの共同研究が始まり、月1の英語会議が突然組み込まれてしまったんです。
学生時代から英語は大の苦手。避けられるなら全力で避けてきた私が、いきなり国際プロジェクトの担当に…

「やるしかない──」
そう腹をくくり、“最短で成果を出す学習法” を探し回りました。

参考書はもちろん、第二言語習得(SLA)研究の論文も読み込み、自分なりの「忙しい社会人でも続けられて、効率的な学習方法」を模索した結果、1年ほどで英語会議が “怖い” から “まぁなんとかなるか” レベルまでになりました。

ここでは、私が実践して効果を実感した学習法を5ステップで紹介をしていきます!

  1. 会議成功のカギ:事前準備 & フォローアップ
  2. 頻出フレーズ習得で“即レス”力アップ
  3. ディクテーション、シャドーイングでリスニング強化
  4. 多読・多聴で理解スピードと語彙力の強化
  5. ロールプレイ実践でアウトプットを定着

は即効性の効果があるので、「明日、英語会議で困っている…」という方にも役立つ内容になっています。

は英語会議についていくための英語力を鍛える3ステップになります。
自分が英語会議で困った経験から最初はリスニング力を強化するのが大事だと痛感しました。これから勉強を始める方はリスニングから始めてください。

イチロー
イチロー
グローバル製薬企業_研究者
Profile
「びずえいご」運営者。英語に苦手意識があったものの、英語会議に参加することになり、慌てて英語学習をやり直す。
その過程で効率的な英語学習方法を学び、現在は海外支社や共同研究先との英語会議をこなす。モットーは「英語学習は継続が命」

・TOEIC L&R 900点
・CEFR B2 high and above (PROGOS)
・海外学会での受賞歴あり
プロフィールを読む

1
STEP1

会議成功のカギ:事前準備 & フォローアップ

会議の成功には準備フォローアップが重要だと言われています1, 2

英語会議でも同じで事前準備とフォローアップがしっかりしていれば、英語がほとんど話せなたり聞き取れなくてもなんとかなります(体験談)。

イチロー
イチロー

私は英語会議に参加したての頃は、事前準備にめちゃくちゃ時間をかけていました。おかげでなんとか会議についていくことができたと思ってます。

事前準備ポイント
  • 会議の目的を把握する
  • 背景知識をできるだけ入れておく
  • 会議に出てきそうな単語を覚える
  • 事前に資料が共有されたら完璧に理解する
  • 自分が質問したいこと事前に考えて英語で言えるようにする
  • キーパーソンに自分の英語力について事前に伝える
フォローアップポイント
  • 会議の内容を振り返る(わかないときは他の参加者にきく)
  • 会議で決まったことを書き出す
  • 会議後に自分がやらなければいけないことを把握する
  • 次の会議までに自分がやることをキーパーソンと確認する

具体的な英語会議の準備やフォローアップの方法は【私はこれで乗り切った】英語会議についていけない・聞き取れない時の対処法を紹介という記事で解説しています。

英語会議の準備・フォローアップ方法の具体例を知りたい方はこちらから
【私はこれで乗り切った】英語会議についていけない・聞き取れない時の対処法を紹介
【私はこれで乗り切った】英語会議についていけない・聞き取れない時の対処法を紹介

2
STEP2

頻出フレーズ習得で“即レス”力アップ

英語会議でその場で日本語を英語に翻訳しながら発言するのはかなり大変です。

よく使われるフレーズや表現はあらかじめ覚えておくことで、瞬発的に答えられるようになります。3

英語会議ですぐに使えるフレーズは下記の記事でまとめているので、参考にしてみてください。

3
STEP3

ディクテーション、シャドーイングでリスニング強化

英語会議を乗り切るためにまず何から勉強すればよいか?
それはリスニングです。

なぜスピーキングよりリスニングを優先すべきなのか?それは3つの理由があります。

  1. 英語会議の90%は他人の発言を聞いている時間
  2. 会議の内容を理解していないと、的はずれな意見しか言えない
  3. リスニング力があがると自然とスピーキング力もUPする

正直、リスニング力があって会議の内容を把握できていれば、スピーキングができなくてもなんとかなります。会議後にメールでフォローすれば問題なし。でも会議の議論の流れや決定事項を理解できていないと、その後が大変です…

さらに、リスニング力強化はスピーキング力向上にも直結します。英語を大量に聞くことで、自然な表現やフレーズが頭に蓄積され、話す際に自然と口から出てくるようになります。

イチロー
イチロー

英語会議に参加するけど、何から勉強してよいかわからない人はリスニングから勉強始めてください!
本当におすすめです!!

4
STEP4

多読・多聴で理解スピードと語彙力の強化

現在最も効率的な英語学習方法と言われているのがインプット理論です。
簡単に言うと「自分がほぼ理解できる英語を大量に浴びると自然に言語が身につくという」学習理論です。

つまり英語をたくさん読んだり聞いたりすればOK。

5
STEP5

英語会議のロールプレイ実践でアウトプットを定着

オンライン英会話で英語会議のロールプレイ練習を徹底的にやるのをおすすめします。

個人的な感覚になってしまいますが、英語会議についていくためには場慣れするのが一番てっとり早いです。
私の会社の英語ができる人たちも、「英語会議は慣れだから!」「何回か経験してくるとできるようになるよ」とよく言っています。

結局慣れというのを言語化するとこんな感じです。

  • 英語会議でよく出てくる単語や言い回しがわかってくる
  • 英語会議の進行の流れが予測できる
  • 会議で何度も発言することで咄嗟にフレーズが出てくるようになる

英語会議についてのロールプレイをやることで本番同様に会議で使用される英単語やフレーズが使えたり聞き取れたりするようになります。さらに会議の流れも把握することができます。

Point

英語力をつけるために大事なのは継続

英語の上達に必要なのは継続です。極論を言えば、継続して英語学習していたら英語力は確実につきます。
でも残念ながら一朝一夕で身につくものではありません…

ビジネスで通用する英語力を身につけるには約1000時間の学習時間が必要というデータが出ています。
1000時間というと1日3時間 x 365日でやっと達成できるレベル。もちろん個人差があるので半分の500時間でもOKの人もいるはずですが、それでも膨大な学習時間が必要になります。

注目記事

PICK UP

オンライン英会話 ビジネス・キャリア 英語アプリ・サービス 英語フレーズ解説 英語会議 英語学習

当ブログの人気記事
Popular Post
  1. 1. Romney, A. C., Smith, I. H., & Okhuysen, G. A. (2019). In the trenches: Making your work meetings a success. Business Horizons, 62(4), 459–471. https://doi.org/10.1016/j.bushor.2019.02.003 ↩︎
  2. 2. Král, P., Králová, V., & Šimáček, P. (2023). The impact of interactions before, during and after meetings on meeting effectiveness: A coordination theory perspective. Measuring Business Excellence, 27(3), 403–420. https://doi.org/10.1108/MBE-08-2021-0108 ↩︎
  3. 3. McGuire, M., & Larson‑Hall, J. (2017). Teaching formulaic sequences in the classroom: Effects on spoken fluency. TESL Canada Journal, 34(3), 1–25. https://doi.org/10.18806/tesl.v34i3.1266 ↩︎
イチロー
イチロー
グローバル製薬企業_研究者
Profile
「びずえいご」運営者。英語に苦手意識があったものの、英語会議に参加することになり、慌てて英語学習をやり直す。
その過程で効率的な英語学習方法を学び、現在は海外支社や共同研究先との英語会議をこなす。モットーは「英語学習は継続が命」

・TOEIC L&R 900点
・CEFR B2 high and above (PROGOS)
・海外学会での受賞歴あり
プロフィールを読む

記事URLをコピーしました