ビジネス英語の習得時間は1000時間！【社会人へのアンケートで判明】

英語習得に必要な学習時間はどのくらいだろうと考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

ちまたでは英語習得にかかる時間は3000時間！なんていうことも多いですが、実際には英語習得と言ってもネイティブ並みにペラペラになるのか、仕事で最低限使えるレベルなのかでも習得時間は大きく変わるはずです。

じゃあ社会人が仕事で使えるレベルまで英語力を上げるための時間はどのくらいなのか？それを調べるために社会人100人にアンケートを取ってみました！

すると「ある程度使えるようになった」、「問題なく使えるようになった」と回答した人の学習時間は101~500時間が一番多く、1000時間以内と回答した方が全体の78%でした。

その人の元々の英語力だったり、仕事で求められる英語レベルによって習得時間は変化しますが、1000時間の学習時間を取れればほとんどの人は仕事で使えるレベルに達することがアンケート結果でわかりました。

この記事では今回実施したアンケート結果から、みなさんがどういった業務で英語を使うのか、どのくらいの時間で英語を習得できたのかを紹介しつつ、なぜ日本人が英語習得に時間を要するのかなど、英語習得に必要な時間に関する基本情報を解説します。

イチロー

効率的に学習すればこの1000時間も短縮することが可能です！

さらに、社会人が効率的に英語を学ぶための方法や、学習時間の確保、英語習得までの期間を短縮するコツについてもご紹介します。

【アンケートで判明】社会人が英語習得に必要な学習時間は約1000時間

英語習得に必要な学習時間は、目標とする語学力レベルや個人差によって大きく異なります。

今回は社会人になってから英語学習経験のある100人にアンケートを取りました！

社会人になって英語を使う場面は様々

ビジネス英語とひとくくりに言っても、英語を使う場面はさまざまです。どういった場面で英語を使う機会があるか調査しました。

質問：「社会人になって英語を使う場面はどのようなものがありましたか？（複数回答可）」

回答はこちらです

実際にビジネスで英語を使えるようになっているのは約4割

次に仕事で英語を使えるようになったか質問してみました。質問内容は下記です。

質問：「英語学習をして仕事で問題なく英語を使えるようになりましたか？」

回答はこちらです。

約4割の人がビジネスで英語を使えるようになったと回答しました。

英語が仕事に必要だと感じて英語学習を始めたけれど、まだまだ英語力が足りないと感じている方は約6割もいることに。

この質問はかなり主観的な内容なので、実際には使えているけどまだまだだと思う謙虚な方もいると思われるので、正確なデータかわかりません。

ですが、この結果は英語習得の難しさを示していると感じます。

ビジネスで英語を使えている社会人の勉強時間は1000時間以内が約80%

質問：「「問題なく使えるようになった」「ある程度使えるようになった」と答えた方への質問です。そのレベルに達するまでの学習時間はどの程度ですか？」

回答はこちらです。

以外にも101~500時間という回答が一番多いという結果でした。続いて501~1000時間です。

101~500時間というのは世間一般で言われている習得時間よりも少ないイメージですが、このくらいの学習量でもビジネスレベルの英語力を身につけられる方も多いようです。

続いて多かったのが501~1000時間です。様々な状況でしっかりコミュニケーションをとることが必要な仕事内容であれば、このくらいの学習時間が必要になってくるようです。

アンケート結果をみると英語の習得時間が101~1000時間の人は全体の8割を占めることがわかります。

このことから1000時間英語を勉強すれば、ほとんどの人は仕事で英語が使えるようなるということが言えます。

日本人が英語習得に多くの時間を要する理由

英語習得には人によりますが約1000時間くらいの学習時間が必要だとわかりましたが、1000時間はかなり長いですよね…

イチロー

1日3時間勉強しても約1年かかる計算です。

日本人が英語習得に多くの時間を必要とする理由は、いくつかの要因が複合的に関係してとされています。

この部分について詳しく解説していきます。

英語と日本語の言語的差異

英語と日本語は、文法構造、発音、語彙などにおいて大きく異なる言語です。この言語的な差異が、日本人にとって英語習得の大きな壁となっています。

例えば、英語の文法構造は主語-動詞-目的語（SVO）の語順が基本ですが、日本語は主語-目的語-動詞（SOV）の語順が一般的です。この語順の違いは、日本人が英語が苦手になる大きな原因の一つでもあります。

発音面でも、日本語にはない子音の組み合わせや、アクセントの位置の違いなどがあり、正しい発音を身につけるには多くの練習が必要です。これらの言語的な差異を理解し、克服するためには、長期間にわたる学習が不可欠となります。

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英語を使用する機会の少なさ

日本は英語を公用語としない国であり、日常生活における英語使用の機会が限られています。このことが、日本人英語学習者の習得速度に大きな影響を与えています。

イチロー

英語を使わなくても問題なく生活できるので、勉強しようというモチベーションがわかないんですよね…

言語習得において、学んだ知識を実際のコミュニケーションの中で使用することが重要です。しかし、日本国内では英語を使用する必要性が低く、学習者が英語でコミュニケーションをとる機会が少ないのが現状です。

英語を使用する環境が限られているので、なかなかアウトプットできる機会ありません。この状況を改善するには、英語コミュニティへの参加やオンライン英会話の活用など、意識的に英語を使用する環境を作り出すことがおすすです。

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英語学習への意識の違い（テスト vs コミュニケーション）

日本における英語教育は、長年にわたってテストのための学習に重点が置かれてきました。この教育方針が、学習者の英語学習に対する意識に影響を与えていると言われています。

実際にビジネスで英語を使う目的は「コミュニケーション」なのですが、どうしても学生時代の意識が抜けずに英語学習する際に英単語・文法の暗記などをやってしまって非効率になることが多くあります。

英語習得に必要な時間を短縮するためには、学習者自身が英語学習の目的を明確にし、コミュニケーション能力の向上に重点を置くことが不可欠です。英語を実際に使用する機会を積極的に見つけ、学習した知識を実践に移すことが重要です。

社会人が英語習得のために必要な学習時間を確保する方法

社会人が英語を習得するためには、毎日一定の学習時間を確保することが不可欠です。

仕事や家事、プライベートな時間との両立が難しいと感じる方も多いかもしれませんが、計画を立てて学習時間を確保できるようにしましょう。

どのくらいの期間で英語を習得したいか考える

1000時間やれば英語を習得できるということがアンケートでわかりました。ですが、この1000時間をどういうタイムスパンで勉強していくか考えてみましょう。

もし1日3時間勉強できるなら1年間。1日1時間勉強できるなら3年間かかります。

実際に今ビジネスで英語に困っているか？どのくらい学習時間を確保できるのか？を考えて期間を設定しましょう。

英語習得に向けて期間を決めたら、そこから1日あたりの学習時間を設定しましょう。この時間を確保することで、継続的な学習習慣を目指します。

社会人は忙しいので、1日のなかで朝起きてからや通勤中、昼休み、寝る前など隙間時間を活用しつつ、どのくらい時間を確保できるか考えてみてください。

寝る時間を削ったりあまり無理なことはせずに、自分のライフスタイルに合わせた学習時間を設定しすることが継続につながります。

1日の学習時間と配分を決める

英語学習の効果を最大限に引き出すためには、1日の学習時間を適切に配分することが重要です。以下に社会人の学習時間配分の一例を紹介します。

この配分は、あくまでも一例であり、個人のスケジュールや学習スタイルに合わせて調整することが大切です。

朝型の人は朝の学習時間を長くしたり、夜型の人は夜の学習時間を増やしたりするなど、自分に合った学習時間配分を見つけましょう。

イチロー

短い学習時間を1日に複数回設けることで、集中力を維持しながら効果的に英語学習を進めることができます。

英語学習を習慣化するコツ

英語習得の鍵は、学習を習慣化し、継続することにあります。社会人の多忙な日常の中で、英語学習を習慣化するためのコツを以下に紹介します。

• 毎日同じ時間に学習する
  • 毎日決まった時間に学習することで、学習が習慣化しやすくなります。
• 学習内容を明確にする
  • 学習する内容を事前に決めておくことで、効率的に学習を進められます。
• 短時間でも毎日学習する
  • 長時間の学習が難しい場合でも、毎日少しずつ学習することが大切です。
• 自分に合った学習方法を見つける
  • 自分に合った学習方法を見つけることで、学習へのモチベーションを維持できます。
• 学習の成果を実感する
  • 定期的に自分の英語力の向上を確認することで、学習へのやる気が高まります。

英語学習を習慣化するためには、自分に合ったペースで無理なく学習を継続することが重要です。小さな目標を設定し、達成感を味わいながら学習を進めることで、長期的な英語習得につなげることができるでしょう。

英語習得までの期間を短縮する効果的な学習法

英語習得には多くの時間を要しますが、効果的な学習法を取り入れることで、習得までの期間を大幅に短縮することができます。ここでは、アウトプット中心の学習、ネイティブスピーカーとの交流、英語学習に特化したプログラムの活用という3つの学習法に焦点を当てて解説します。

アウトプット中心の学習の重要性

英語習得を加速させるためには、インプット（読む・聞く）だけでなく、アウトプット（話す・書く）を中心とした学習が不可欠です。アウトプットを通じて、学んだ語彙や文法を実際に使用することで、知識の定着が促進されます。

例えば、英作文や日記を書く、自分の意見を英語で話すなどのアウトプット練習を積極的に行うことが重要です。最初は間違いを恐れず、自分の言いたいことを表現することに重点を置きましょう。

アウトプットの機会を増やすことで、英語で考える力が養われ、スピーキングやライティングの能力が自然と向上していきます。インプットで得た知識をアウトプットで実践することが、英語習得の鍵となります。

ネイティブスピーカーとの交流機会を増やす

英語習得のスピードを上げるためには、ネイティブスピーカーとの交流機会を積極的に設けることが効果的です。ネイティブスピーカーとのコミュニケーションを通じて、生きた英語に触れることができ、自然な表現や発音を学ぶことができます。

オンライン英会話レッスンに参加したり、語学交換サイトを利用したりするなど、ネイティブスピーカーとの交流機会を増やす方法はさまざまです。リアルタイムでのコミュニケーションを通じて、リスニングとスピーキングの能力を同時に伸ばすことができます。

ネイティブスピーカーとの交流は、英語学習へのモチベーションを高める効果もあります。実際のコミュニケーションの中で、自分の英語力の向上を実感することで、学習への意欲が高まります。

英語学習に特化したプログラムの活用

英語習得までの期間を短縮するためには、自分のレベルや目的に合った英語学習プログラムを活用することが有効です。英語学習に特化したオンラインコースやアプリを利用することで、効率的に学習を進めることができます。

例えば、以下のようなプログラムがおすすめです。

オンライン英語コース

体系的なカリキュラムで、総合的な英語力を伸ばすことができます。

ボキャブラリーアプリ

ゲーム感覚で単語や熟語を学べ、語彙力の強化に役立ちます。

英語ニュースサイト

最新のニュースを英語で読むことで、読解力とリスニング力を同時に鍛えられます。

これらのプログラムを自分のレベルや目的に合わせて選択し、継続的に学習することが重要です。英語学習に特化したプログラムを効果的に活用することで、短期間で英語力を大きく向上させることが可能となります。

ビジネスパーソンのための効率的な英語学習法

ビジネスパーソンにとって、英語習得は重要な課題ですが、仕事と学習の両立は容易ではありません。

そこで、限られた時間の中で効果的に英語力を向上させるための学習法をご紹介します。隙間時間の活用、オンライン英会話の導入、英語学習アプリの有効活用という3つの方法に焦点を当てて解説します。

これらの学習法を取り入れることで、ビジネスパーソンの皆さんも効率的に英語力を伸ばすことができるでしょう。

隙間時間を活用した学習の積み重ね

ビジネスパーソンにとって、英語学習のための長時間の確保は難しいものです。そこで、隙間時間を有効活用することが重要になります。通勤時間や休憩時間など、少しの空き時間を英語学習に充てることで、着実に学習を積み重ねることができます。

例えば、通勤時間にリスニング教材を聞いたり、英語のポッドキャストを聴いたりすることで、リスニング力を向上させることができます。昼休憩時間には、英語の記事を読んだり、英単語アプリで語彙力を強化したりすることもおすすめです。

隙間時間を活用するためには、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを活用することが効果的です。いつでもどこでも学習できる環境を整えることで、継続的な学習習慣を形成することができるでしょう。

オンライン英会話の導入

ビジネスパーソンにとって、英会話力の向上は重要な課題です。オンライン英会話を導入することで、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションを通じて、実践的な英語力を身につけることができます。

オンライン英会話は、自分の都合に合わせてレッスンを予約できるため、忙しいビジネスパーソンにも適しています。レッスン内容もビジネス英語に特化したものが多く、仕事で使える実践的な表現を学ぶことができます。

定期的にオンライン英会話レッスンを受講することで、スピーキングとリスニングの能力を同時に伸ばすことができます。ネイティブスピーカーとの会話を通じて、自然な発音やイントネーションを身につけることも期待できます。

英語学習アプリの有効活用

英語学習アプリを有効活用することで、隙間時間を利用して効率的に英語力を向上させることができます。現在、多種多様な英語学習アプリが提供されており、自分のレベルや目的に合ったアプリを選ぶことが重要です。

例えば、以下のようなアプリがおすすめです。

英単語学習アプリ

ゲーム感覚で英単語を学べるアプリで、隙間時間を利用して語彙力を強化できます。

リスニングアプリ

ネイティブスピーカーの音声を聞き、ディクテーションやシャドーイングができるアプリです。

ニュースアプリ

英語のニュース記事を読むことで、読解力とビジネス英語の語彙を同時に身につけられます。

これらのアプリを効果的に組み合わせることで、リスニング、リーディング、ボキャブラリーなど、総合的な英語力を伸ばすことができます。自分のライフスタイルに合ったアプリを選び、継続的に学習することが重要です。

英語コーチングで短期集中学習を実践する

英語習得までの期間を大幅に短縮したい方には、英語コーチングによる短期集中学習もおすすめです。英語コーチングでは、個人のレベルや目的に合わせたカリキュラムを提供し、専門家によるきめ細やかなサポートを受けることができます。ここでは、英語コーチングの特徴である個人に最適化されたカリキュラム、モチベーションを維持する学習サポート、集中的な学習による習得期間の短縮について詳しく解説します。

個人に最適化されたカリキュラム

英語コーチングの大きな特徴は、個人のレベルや目的に合わせたカリキュラムを提供することです。学習者一人ひとりの強みと弱点を分析し、最適な学習プランを作成します。

例えば、スピーキング力の向上を目指す学習者には、発音矯正や会話練習に重点を置いたカリキュラムを用意します。一方、ビジネス英語を学びたい学習者には、ビジネスシーンで使える語彙や表現を集中的に学ぶプログラムを提供します。

個人に最適化されたカリキュラムにより、学習者は自分に必要なスキルを効率的に身につけることができます。無駄のない学習プランで、短期間で着実に英語力を向上させることが可能です。

モチベーションを維持する学習サポート

英語習得には長期的な学習が必要であり、モチベーションを維持することが重要です。英語コーチングでは、専門家によるきめ細やかな学習サポートを受けることで、モチベーションを高く保つことができます。

コーチは定期的に学習者の進捗状況を確認し、適切なアドバイスやフィードバックを提供します。学習者の努力を認め、達成感を味わえるような目標設定を行うことで、学習意欲を維持することができます。

さらに、コーチは学習者の悩みや不安にも寄り添い、精神的なサポートも行います。学習の壁にぶつかった時も、コーチからの励ましやアドバイスにより、前向きに学習を続けることができるでしょう。

集中的な学習で習得までの期間を大幅に短縮

英語コーチングでは、集中的な学習プログラムを提供することで、習得までの期間を大幅に短縮することができます。通常の語学学校と比べ、短期間で密度の高い学習を行うことが可能です。

例えば、1日4時間以上の集中レッスンを週5日間行うプログラムでは、わずか数ヶ月で着実な英語力の向上が期待できます。集中的な学習環境の中で、学習者は英語漬けの生活を送ることができ、英語での思考力とコミュニケーション能力を短期間で身につけることができます。

また、英語コーチングでは、学習者のライフスタイルに合わせた柔軟なスケジュール調整が可能です。仕事や家庭との両立を図りながら、効率的に学習を進めることができるでしょう。

英語コーチングによる短期集中学習は、英語習得までの期間を大幅に短縮したい方に最適な学習法です。個人に最適化されたカリキュラムとモチベーションを維持する学習サポートにより、効率的かつ着実に英語力を向上させることができます。

まとめ：ビジネス英語の習得時間は1000時間！【社会人へのアンケートで判明】

今回、社会人100人にアンケートを実施し、ほとんど人は約1000時間勉強すればビジネスレベルの英語力を身につけられることがわかりました。

さらに、アウトプット中心の学習やネイティブスピーカーとの交流、英語学習に特化したプログラムの活用など、効果的な学習法を取り入れることで、習得までの期間を大幅に短縮することも可能です。

加えて、明確な目的意識を持ち、完璧主義を捨てて失敗を恐れない心構えを持つことも重要です。

ビジネスパーソンには、隙間時間を活用した学習の積み重ねやオンライン英会話の導入、英語学習アプリの有効活用などの効率的な学習法がおすすめです。また、英語コーチングを通じて個人に最適化されたカリキュラムで集中的に学習することで、習得までの期間を飛躍的に短縮できます。

英語習得の鍵は、継続的な学習習慣の確立にあります。この記事で紹介した学習時間の目安や効果的な学習法、学習姿勢を参考に、自分に合ったペースで着実に英語力を向上させていきましょう。英語習得は一朝一夕にはいきませんが、諦めずに努力を重ねれば、必ず結果につながるはずです。

イチロー

国内製薬企業_研究者

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英語会議に参加するために30代から英語学習を再開することに。 もともと英語嫌いだったのですが、試行錯誤しながら仕事で困らない程度には英会話ができるようになりました。 今思うと無駄だったなと思える勉強法もあり、実体験も含めて効率的な英語学習方法を発信していきます。 研究者なので論文やデータから信頼性の高い勉強法も紹介していきます！