“turn the tables” の意味と使い方【英語フレーズ解説】

“turn the tables” の意味と使い方【英語フレーズ解説】

英語の日常会話でよく出てくる turn the tables

この記事では、

  • turn the tables“が使用される状況・タイミング
  • 実際に”turn the tables“が使われるときの会話例
  • turn the tables“を効果的に使うコツ

を幅広く解説していきます。

マンガを使った説明や日常会話での例文、さらにはYouGlishを用いた実際の使い方も紹介するので、このフレーズの理解を深めていきましょう。

この記事を読むことで、「turn the tables」というフレーズの使い方が明確になります。また、類似表現との違いも理解することで、より柔軟に英語を使いこなすことができます!

イチロー
イチロー

このフレーズをマスターすれば、英語での表現力がアップします。ぜひ最後まで読んで、日常英会話に役立ててください。

“turn the tables” の基本的な意味

“turn the tables” の直訳と基本的な解釈

turn the tables は、直訳すると「テーブルをひっくり返す」という意味です。これは、テーブルの上にあるものをひっくり返すことで、状況を大きく変えることから派生した表現です。

基本的には、「不利な状況を有利な状況に変える」「劣勢だった立場を逆転する」という意味で使われます。

イチロー
イチロー

turn the tablesは「逆転する」という意味になります

“turn the tables”はどんなときに使う?

“turn the tables”は、競争や議論、あるいは人生のあらゆる局面で、不利な状況を有利に変えたい時に使用します。

例えば、スポーツの試合で後れを取っているチームが逆転勝利を収めたり、議論で不利な立場から有力な論点を提示して相手を説得したりする状況です。ビジネスでは、競合に対して新しい戦略を用いて市場での優位性を確保する際などにも使われます。

turn the tables は、以下のような場面でも使われます。

  • スポーツ: 試合終盤で劣勢だったチームが逆転勝利を収める
  • ビジネス: 競合企業に押されていた会社が新製品で巻き返す
  • 日常生活: 議論で不利な立場だった人が、巧みな話術で相手を納得させる

“turn the tables” を使うときの注意点

turn the tables を効果的に使うには、以下の点に注意しましょう。

前置詞

「turn the tables」には、前置詞「on」または「against」を伴うことがあります。

  • on someone: 誰かに対して形勢を逆転させる
  • against someone: 誰かを相手に形勢を逆転させる

意味合い

単に形勢が逆転するだけでなく、状況や立場が完全にひっくり返るような劇的な変化を表すことが多いです。

軽い意味合いで使う場合は、「turn the tide」などの別のフレーズが適切かもしれません。

イチロー
イチロー

“turn the tables”は、形勢逆転したようなシチュエーションで使うのがよさそうです!

実際の会話での”turn the tables” の使い方

マンガでフレーズ解説

マンガのワールドトリガーの英語版でも”turn the tables“が使用されています。

これはボーダー隊員に対して劣勢だったユウマが反撃したときにオサムが言ったセリフで、「He turned the tables with just one shot (一発で逆転した…)」と言っているシーンです。

ここでは形勢逆転したという意味でturn the tablesが使われていますね。

イチロー
イチロー

マンガで実際にフレーズが使われるのを見るのは勉強になりますね

日常会話での例文

turn the tables」というフレーズは、日常会話でよく使われます。

いくつか例文を示すので参考にしてみてください。

使用する状況: 競技やゲームで不利な状況から逆転勝利する場合。

例文(英語): “We were losing badly in the first half, but with a new strategy, we turned the tables and won the match.”

日本語訳: 前半では大きく負けていたけれど、新しい戦略で形勢を逆転し、試合に勝った。

使用する状況: 議論や討論で相手の主張を覆し、自分の立場を優位にする場合。

例文(英語): “At first, everyone seemed to agree with his point, but I presented new evidence and turned the tables.”

日本語訳: 最初は皆、彼の意見に同意しているようだったけれど、私は新しい証拠を提示して形勢を逆転させた。

使用する状況: 職場やプロジェクトで予期せぬ障害に直面したが、それを乗り越えて成功する場合。

例文(英語): “The project was failing due to unexpected challenges, but by rethinking our approach, we turned the tables and achieved great success.”

日本語訳: 予期せぬ課題でプロジェクトが失敗しそうになったが、アプローチを見直すことで形勢を逆転し、大成功を収めた。

このように、”turn the tables” は、日常会話のさまざまな場面で使うことができます。

YouGlishで”turn the tables” の使用例を見る

YouGlishでは、英語のネイティブスピーカーが実際にこのフレーズをどのように使っているかを聞くことができます。さまざまな状況での使用例を通して、フレーズのニュアンスをより深く理解することが可能です。

どのように発音しているかもわかるので参考にしてください。

“turn the tables” を効果的に使うコツ

この表現を効果的に使うためのコツは、状況の逆転が明確に理解できる文脈で使用することです。

言葉の選択がリスナーにとって予期せぬ変化を示唆する場合、その効果はさらに高まります。

また、話の流れを逆転させるポイントを強調することで、聞き手の注意を引き、メッセージのインパクトを強化することができます。

“turn the tables” の類似表現

以下に”turn the tables”と似た意味を持つ表現を挙げ、それぞれの意味の解説と例文を紹介します。

Flip the script

意味: 予想外の変化をもたらし、物事の進行方向や結果を根本的に変える

例文: “Just when everyone thought the game was over, the underdog team flipped the script and won in the final seconds.”

日本語訳: 皆がゲームが終わったと思ったちょうどその時、不利と思われていたチームが事態を一変させ、最後の数秒で勝利した。

Reverse the roles

意味: 状況や関係性において、通常とは逆の立場や役割を取る

例文: “In the movie, they reversed the roles, making the villain the hero by the end.”

日本語訳: 映画では、彼らは役割を逆転させ、最終的に悪役を英雄に変えた。

Turn the tide

意味: 不利な状況を好転させる、事態の流れを変える

例文: “With their new strategy, they managed to turn the tide and dominate the market.”

日本語訳: 新しい戦略により、彼らは事態の流れを変え、市場を支配することに成功した。

Change the game

意味: ある分野や活動において、ルールや慣習、期待を根本的に変える

例文: “Her innovative approach changed the game in technology development.”

日本語訳: 彼女の革新的なアプローチは、技術開発の流れを変えた。

Upend the status quo

意味: 現状を根本的に覆し、既存の秩序や状態を変更する

例文: “The recent policy changes upended the status quo, leading to widespread innovation.”

日本語訳: 最近の政策変更により、現状が根本的に覆され、広範囲にわたる革新が促された。

これらの表現は、すべて何らかの形で状況を変える、または逆転させるという共通の意味を持ち、”turn the tables”と似た意味合いを持っています。

それぞれのフレーズは、特定の文脈やニュアンスに応じて使い分けることができます。

“turn the tables” の意味と使い方【英語フレーズ解説】のまとめ

“turn the tables”は、状況を逆転させる能力を表す表現であり、日常会話からビジネスシーンに至るまで幅広く利用されます。

このフレーズを効果的に使うことで、話の流れを豊かにし、リスナーに強い印象を与えることが可能です。

類似表現を駆使することで、会話のバリエーションを増やし、より鮮やかなコミュニケーションを展開することができるでしょう。