![英語ができる人は年収が高い!統計データから見る相関を解説](https://biz-eigo.jp/wp-content/uploads/shutterstock_2395324397-800x450.jpg)
英語を身につけることは、キャリアアップや収入アップにつながると言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
実際のところ、英語力と年収の関係性について、明確なデータに基づく説明がないままに、漠然とそう信じられている面があるのではないでしょうか。
そこで今回は、信頼できる統計データを基に、英語力と年収の相関について詳しく解説します。
本記事では、英語力と年収の関係性について、各種統計データを図表を交えてわかりやすく説明するとともに、なぜ英語力が年収アップににつながるのか、その要因についても考察します。
記事を読むことで、英語学習の重要性や、英語力が高年収につながるメカニズムについて理解が深まり、キャリアプランを考える上でも役立つはずです。
結論から言えば、統計データを見る限り、英語力と年収の間には一定の相関が認められます。英語は、グローバルな活躍の場で求められる普遍的なコミュニケーションツールであり、そうしたフィールドで活躍する人材ほど、高い収入を得ているというのが実情のようです。
英語力と年収は相関しているというデータがある
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公益財団法人 日本英語検定協会の調査結果
公益財団法人 日本英語検定協会が社会人1,828人に、英語力と人生・生活の質(クオリティ オブ ライフ=QOL)の関係性を測るため2016年3月に調査を実施。
英検最終取得級と平均年収の関係を調べるため、 40代、50代男性の英検最終取得級別の平均年収を調査しました。
引用元:英語力とQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の関係性調査結果
調査結果
- 50代男性では、英検を上位級まで取得した方ほど平均年収が高い。
- 英検1級取得者の平均年収は1,114万円
- 英検準2級取得者は619万円
![イチロー](https://english-susume.com/wp-content/uploads/shutterstock_2018457872-4-e1697841729779.jpg)
英検1級と準2級では年収が大きく違いますね
日経転職版の年収調査結果
日経転職版はTOEICの点数と年収の関係を報告しています。2021年11月から2022年10月までの間に日経転職版に登録した新規会員のうち、大卒以上に絞って年収を調査した結果、英語力が高いほど平均年収が高いことがわかりました。
引用元:日経転職版の年収調査
調査結果
- TOEICスコア記入会員(平均年齢41.1歳)の年収は平均808.0万円、未記入会員(42.0歳)の平均年収は694.1万円で、その差は平均で113.9万円であった。
- TOEICスコア別の平均年収を見ると、499点以下は703.3万円、900~990点は903.7万円で、200万円の差が付いた。
- 年代ごとにTOEICスコア別の平均年収を見ると、20代では499点以下と900点以上で1.31倍の差があったのに対し、50代では1.39倍の差があり、年齢が上がるほど年収差が大きくなる傾向が見られた。
![イチロー](https://english-susume.com/wp-content/uploads/shutterstock_2018457872-7-e1697841814241.jpg)
英語力が高い方が年収が高い + 年齢が上がるにつれて年収の差も広がってますね
英語力が高いほど年収が上がる理由
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英語を流暢に話せる能力は、今日のグローバル化した世界において、多くの職場で非常に重要なスキルとなっています。
統計データを見ると、英語力が高い人の年収が、そうでない人よりも一般的に高いことが示されています。この相関関係にはいくつかの理由があります。
グローバル化の進展
企業が国境を越えてグローバルに事業を展開する際、異なる国籍の人々とのコミュニケーションに英語が必須となります。英語を話せることで、国際的なプロジェクトや取引に参加する機会が増え、それが年収の向上に直結します。
英語を流暢に話せることは、国際会議、プレゼンテーション、交渉など、多くの場面で有利に働きます。英語がビジネスの言語として広く使われているため、英語ができる人材は高い需要があります。
希少価値
英語を流暢に話せる能力は、特に英語が母国語でない国において、高い希少価値を持ちます。
日本では英語を話せる人は少ないため、英語ができることは特定の職業や業界でライバルと差別化するための重要な要素となり、年収UPにつながります
![ハナコ](https://biz-eigo.jp/wp-content/uploads/shutterstock_2019076394-e1715892203577.jpg)
日本で働くのに、なぜ英語ができると年収が上がるの?
![イチロー](https://english-susume.com/wp-content/uploads/shutterstock_2018457872-3-e1697841690963.jpg)
理由が気になるよね。不動産業界を例にみてみよう!
宅建士(不動産業界) x 英語力で年収UP
宅建士は「宅地建物取引士」の略称で、不動産取引で必要になる国家資格です。
業務としてはお客様への「重要事項の説明・契約書への記名押印」など重要な部分を担当しますが、お客様が外国人の場合は英語で対応する必要が出てきます。
英語ができる宅建士は数が少なく、もし英語ができればその人が自然と外国人担当になるので、「他の宅建士よりも対応件数が増える→売上があがって年収アップ」という構図ができます。
宅建士について詳しく知りたい方は宅建シンドロームというサイトがきれいにまとまっていておススメです!
英語力アップによるキャリアの可能性
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英語を習得することは、キャリアの可能性を広げ、年収アップにつながる可能性が高いです。
統計データによれば、英語を話す能力は、国内外の企業における昇進や転職、副業など、多様な機会において重要なスキルとされています。
グローバル企業での活躍
英語が話せると、グローバル企業での仕事のチャンスが大幅に増えます。
英語力があることで、異文化間のコミュニケーションがスムーズになり、プロジェクトの管理や海外のクライアントとの交渉など、より高度な業務を担当することができます。
英語を使う職場では、英語のスキルが直接的に業務の質と結果に影響を与えます。例えば、英語でのプレゼンテーション能力が高いと、企業の海外拠点や国際的な会議での代表として選ばれる機会が増え、それが年収アップに繋がるケースがあります。
副業・フリーランスで収入アップ
英語力を活かした副業やフリーランスの仕事も、年収アップの一つの手段です。
英語力を生かした副業・フリーランスの例
- オンラインでの英会話教師
- 翻訳者
- 通訳
こういった英語力を必要とする仕事を副業にすることで、本業に加えて安定的な収入増加が狙えます。
またフリーランスとして取り組むことで年収アップも期待できます。
実際にフリーランスの翻訳者として月収50万を稼いでいるぺんさんが【翻訳者になるには】未経験から翻訳で月収50万稼ぐまでのロードマップという記事で
- 翻訳者になるための英語の勉強方法
- 翻訳で収入を得るための具体的なステップ
- 未経験から翻訳を始めて稼いでる人の実体験
などを紹介してします。翻訳者に興味があるかたはぜひ読んでみてください。
![イチロー](https://english-susume.com/wp-content/uploads/shutterstock_2018457872-3-e1697841690963.jpg)
フリーランスで月収50万円!夢がありますね!!
フリーランスになったからと言って簡単に前職より稼げるようになるわけではないですが、英語力を高めてスキルアップし収入を増やすことも不可能ではありません。
まとめ:英語ができる人は年収が高い!統計データから見る相関を解説
英語のスキルが年収に大きな影響を及ぼすというのは、もはや明白な事実です。
本記事では、統計データを基に、英語力と年収の間に存在する相関関係を詳細に解説してきました。データによると、英語力が高い人ほど、年収が高い傾向にあります。これは、グローバル化の進展、人材不足、英語スキルの希少価値によるものです。
さらに、英語力を向上させることは、グローバル企業での活躍の機会を広げるだけでなく、副業やフリーランスとしての収入アップにも繋がります。これにより、個人のキャリアにおける選択肢が格段に広がることになります。
総じて言えば、「英語ができる人は年収が高い」というのは単なる偶然や一時的なトレンドではなく、グローバル市場での競争力と個人のキャリアアップのための必須条件となっています。