英語ができる人は年収が高い!TOEIC点数と年収の相関を解説【200人アンケート調査】

ichiro
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  • 英語ができる人ほど年収が高い?
  • 年収UPさせるにはどのくらいの英語力が必要?
  • なぜ英語力が高いと年収が上がるの?

英語を身につけるとキャリアアップや収入アップにつながると言われています。高い英語力があると年収も高くなるというのはおそらく正しいと思うものの、具体的な情報がないと信じられませんよね?

そこで今回、私が自らTOEIC L&Rを受験したことのある社会人200名に対してアンケート調査を行い、英語力と年収の相関について徹底解析しました

本記事では、英語力と年収の関係性について、アンケートから得られた各種データを図表を交えてわかりやすく説明するとともに、なぜ英語力が年収アップににつながるのか、その要因についても考察しています。

この記事を読むことで、英語学習の重要性や、英語力が高年収につながる理由がわかり、キャリアプランを考える上でも役立つはずです。

結論から言うと、アンケート結果を見る限り、TOEICの点数(英語力)と年収の間には一定の相関が認められました。理由としては高いTOEICスコアが昇進や転職に有利に働くということが挙げられます。

ちなみにTOEIC600点以下の人と比べるとTOEIC900点以上の人の平均年収は230万円も高いという結果でした。

イチロー
イチロー

年収を上げるためには英語を勉強するしかない!

「英語力と年収」に関するアンケートの概要

今回、英語力と年収に関するアンケート調査を行うにあたり、英語力としてはTOEIC L&R TESTの点数を指標としました

TOEIC L&R TESTが最も受験者数の多いビジネス英語力をはかるテストのため、今回、英語力の指標として利用しています。

アンケート調査について

今回のアンケート調査はクラウドワークスを利用して行いました。

アンケート調査対象者の情報

男女比

男性:122名

女性:78名

年齢構成

20代:24名

30代:90名

40代:56名

50代:27名

60代~:3名

アンケート対象者は男性の方が若干多く、30代の方が一番多くなっています。

TOEICの点数が高いほど年収も高い

TOEICは495点以下、500点台、600点台、700点台、800点台、900点台と分けてそれぞれの人数と平均年収をグラフにしました。

一番多い点数帯は600~695点

今回実施したアンケートでは600~695点の点数帯にいる方が最も多く、900点以上が最も少ないという結果でした。

TOEIC公式HP上のデータでも社会人のTOEIC平均点数は638点となっており、今回実施したアンケートとも同じような結果でした。

人数
495点以下31人
500点~595点36人
600点~695点59人
700点~795点46人
800点~895点23人
900点~990点5人

TOEICの点数が上がるにつれて年収もあがっていく

一番注目のTOEIC点数と平均年収の関係ですが、これは想像通りTOEICの点数が上がるにつれて年収も上がるという結果でした。

平均年収
495点以下408万円
500点~595点400万円
600点~695点450万円
700点~795点543万円
800点~895点559万円
900点~990点630万円

495点以下と500~595点の間では平均年収に差がありませんが、600点以上では点数が上がるにつれて年収も上がっていっているのがわかります。

TOEIC600点以下の人と比べるとTOEIC900点以上の人の平均年収は230万円も高いという結果でした。

イチロー
イチロー

TOEIC点数が100点上がるごとに約50万円以上も年収が上がってますね!これだったら英語学習もやる気がでます!!

なぜTOEICで高得点を取ると年収UPにつながるのか?

ではTOEICの点数が年収UPにつながったと感じた方はどれほどいるのでしょうか?

実際にこの部分もアンケートで調査しています。

TOEICの点数が収入UPにつながったと感じたのは約半数

TOEICの点数が年収UPにつながったと感じた方の割合は約半分でした。

得点別にみてみると、TOEIC700点以上の高得点の方々は約80%の人が収入UPにつながっていると答えた一方で、TOEIC600点未満の方々は20%にとどまっています。

TOEIC高得点が年収UPにつながったと感じた理由

TOEICの点数が年収UPにつながったと感じた方に対してその理由も聞いてみました。

理由人数
TOEICスコアが昇進条件の1つだった27人
就職・転職活動においてTOEICスコアが求められた47人
副業を行うにあたりTOEICスコアが求められた18人
その他の理由22人

一番多い理由としては「就職・転職活動においてTOEICスコアが求められた」が挙げられました。また「TOEICスコアが昇進条件の1つだった」、「副業を行うにあたりTOEICスコアが求められた」という理由も多くみられています。

他にも英語力と年収は相関しているというデータがある

今回当サイトで実施したアンケート以外にも「英語力と年収」の関連を調査したデータを集めました。

公益財団法人 日本英語検定協会の調査結果

公益財団法人 日本英語検定協会が社会人1,828人に、英語力と人生・生活の質(クオリティ オブ ライフ=QOL)の関係性を測るため2016年3月に調査を実施。

英検最終取得級と平均年収の関係を調べるため、 40代、50代男性の英検最終取得級別の平均年収を調査しました。

引用元:英語力とQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の関係性調査結果

調査結果
  • 50代男性では、英検を上位級まで取得した方ほど平均年収が高い。
  • 英検1級取得者の平均年収は1,114万円
  • 英検準2級取得者は619万円
イチロー
イチロー

英検1級と準2級でも年収が大きく違うんですね

日経転職版の年収調査結果

日経転職版はTOEICの点数と年収の関係を報告しています。2021年11月から2022年10月までの間に日経転職版に登録した新規会員のうち、大卒以上に絞って年収を調査した結果、英語力が高いほど平均年収が高いことがわかりました。

引用元:日経転職版の年収調査

調査結果
  • TOEICスコア記入会員(平均年齢41.1歳)の年収は平均808.0万円、未記入会員(42.0歳)の平均年収は694.1万円で、その差は平均で113.9万円であった。
  • TOEICスコア別の平均年収を見ると、499点以下は703.3万円、900~990点は903.7万円で、200万円の差が付いた。
  • 年代ごとにTOEICスコア別の平均年収を見ると、20代では499点以下と900点以上で1.31倍の差があったのに対し、50代では1.39倍の差があり、年齢が上がるほど年収差が大きくなる傾向が見られた。
イチロー
イチロー

英語力が高い方が年収が高い + 年齢が上がるにつれて年収の差も広がってますね

英語力が高いほど年収が上がる理由

英語を流暢に話せる能力は、今日のグローバル化した世界において、多くの職場で非常に重要なスキルとなっています。

今回のアンケート調査や他サイトのデータを見ると、英語力が高い人の年収が、そうでない人よりも一般的に高いことが示されています。この相関関係にはいくつかの理由があります。

グローバル化の進展

企業が国境を越えてグローバルに事業を展開する際、異なる国籍の人々とのコミュニケーションに英語が必須となります。英語を話せることで、国際的なプロジェクトや取引に参加する機会が増え、それが年収の向上に直結します。

英語を流暢に話せることは、国際会議、プレゼンテーション、交渉など、多くの場面で有利に働きます。英語がビジネスの言語として広く使われているため、英語ができる人材は高い需要があります。

希少価値

英語を流暢に話せる能力は、特に英語が母国語でない国において、高い希少価値を持ちます。

日本では英語を話せる人は少ないため、英語ができることは特定の職業や業界でライバルと差別化するための重要な要素となり、年収UPにつながります

ハナコ
ハナコ

日本で働くのに、なぜ英語ができると年収が上がるの?

イチロー
イチロー

理由が気になるよね。不動産業界を例にみてみよう!

宅建士(不動産業界) x 英語力で年収UP

宅建士は「宅地建物取引士」の略称で、不動産取引で必要になる国家資格です。

業務としてはお客様への「重要事項の説明・契約書への記名押印」など重要な部分を担当しますが、お客様が外国人の場合は英語で対応する必要が出てきます。

英語ができる宅建士は数が少なく、もし英語ができればその人が自然と外国人担当になるので、「他の宅建士よりも対応件数が増える→売上があがって年収アップという構図ができます。

宅建士について詳しく知りたい方は宅建シンドロームというサイトがきれいにまとまっていておススメです!

英語力アップによるキャリアの可能性

英語を習得することは、キャリアの可能性を広げ、年収アップにつながる可能性が高いです。

統計データによれば、英語を話す能力は、国内外の企業における昇進転職副業など、多様な機会において重要なスキルとされています。

グローバル企業での活躍

英語が話せると、グローバル企業での仕事のチャンスが大幅に増えます

英語力があることで、異文化間のコミュニケーションがスムーズになり、プロジェクトの管理や海外のクライアントとの交渉など、より高度な業務を担当することができます。

英語を使う職場では、英語のスキルが直接的に業務の質と結果に影響を与えます。例えば、英語でのプレゼンテーション能力が高いと、企業の海外拠点や国際的な会議での代表として選ばれる機会が増え、それが年収アップに繋がるケースがあります。

副業・フリーランスで収入アップ

英語力を活かした副業やフリーランスの仕事も、年収アップの一つの手段です。

英語力を生かした副業・フリーランスの例
  • オンラインでの英会話教師
  • 翻訳者
  • 通訳

こういった英語力を必要とする仕事を副業にすることで、本業に加えて安定的な収入増加が狙えます。

またフリーランスとして取り組むことで年収アップも期待できます。

実際にフリーランスの翻訳者として月収50万を稼いでいるぺんさん【翻訳者になるには】未経験から翻訳で月収50万稼ぐまでのロードマップという記事で

  • 翻訳者になるための英語の勉強方法
  • 翻訳で収入を得るための具体的なステップ
  • 未経験から翻訳を始めて稼いでる人の実体験

などを紹介してします。翻訳者に興味があるかたはぜひ読んでみてください。

イチロー
イチロー

フリーランスで月収50万円!夢がありますね!!

フリーランスになったからと言って簡単に前職より稼げるようになるわけではないですが、英語力を高めてスキルアップし収入を増やすことも不可能ではありません。

まとめ:英語ができる人は年収が高い!統計データから見る相関を解説

今回200名の方にアンケート調査を行った結果、英語のスキルが年収に大きな影響を及ぼすということがわかりました。

本記事では、アンケート結果をもとに英語力と年収の間に存在する相関関係を詳細に解説してきました。データによると、英語力が高い人ほど、年収が高い傾向にあります。これは、グローバル化の進展、人材不足、英語スキルの希少価値によるものだと考えられます。

英語力を向上させることは、グローバル企業での活躍の機会を広げるだけでなく、副業やフリーランスとしての収入アップにも繋がります。これにより、個人のキャリアにおける選択肢が格段に広がることになります。

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イチロー
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国内製薬企業_研究者
英語会議に参加するために30代から英語学習を再開することに。 もともと英語嫌いだったのですが、試行錯誤しながら仕事で困らない程度には英会話ができるようになりました。 今思うと無駄だったなと思える勉強法もあり、実体験も含めて効率的な英語学習方法を発信していきます。 研究者なので論文やデータから信頼性の高い勉強法も紹介していきます!
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